人見知りが無計画ワーホリ inアイルランド

人見知りでも旅がしたい!

アイルランド周遊のバス事情

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しばらくブログをサボっている間にworkawayやら旅行やら散々楽しんできました。
が、とうとうビザの期限まで残りひと月というところで、そういえばまだアイルランドの有名どころに全然行っていないぞ??とはたと気がつきました。

ということで、9月の初めから2週間ほどですがアイルランドを周遊したのでしばらくそれについて徒然書いていけたらと思います。

今回の移動ではほとんどの場合バスを利用しました。 

アイルランド周遊といえばバス、鉄道、ヒッチハイク……
はたまた自転車や徒歩など手段はいろいろありますが主流はバスでしょう。

アイルランドは人が優しいのでヒッチハイクもおすすめらしいです。

大自然をバックパックひとつで旅するヒッチハイカー、憧れますね。
しかし当方はコミュ障人見知りの女一人旅。できるかぎり危険は回避したいのでほとんどバスでした。

アイルランド周遊に便利なBus Eireann

路線バスから長距離バスまで、だいたいアイルランドのどこへ行っても見かけるバス会社です。
ダブリンなどの街中ではダブリンバスという路線バスが主流ですが、多くの地域では地元住民の足としてアイルランド中を縦横無尽に通っています。バスがわからない時はとりあえずこれで調べればだいたい出てきます。市街地周辺ではリープカードも使用可能です。

Bus Éireann(バス エーラン)の乗り方

チケット購入:車内(カード×)、公式サイト、バスターミナルの窓口・券売機(カード〇)

www.buseireann.ie

料金は公式サイトの方が若干安く、リープカードの方がさらに安いこともあります。 範囲と距離によって値段の差が大きいのですが、場合によっては鉄道やその他のバスより安い。
公式サイトの場合は乗車時間の指定がありますが実際には違う時間でも利用可能でした。混み具合によるのかも?
往復割引あり。チケットは最初の利用から1ヶ月利用可能。 公式サイトのオンラインチケットがかなり時間ギリギリまで購入可能で学割が利用できるため私はよく利用していました。

乗車の際はチケット(オンライン購入の場合はメール)を見せるとチケットを発行してくれるので印刷は不要です。 時刻表をキチキチに組んでいるらしく始発点からの距離が長いバス停とかだと30分ほど遅れることがしょっちゅうあります。
同系列の運用バスでExpressway(エクスプレスウェイ)というものもありますがほぼ同じです。

ダブリンから南西部へはDublin Coach

その名の通りダブリンをベースに走る長距離バスです。
ルートによっては地方間の移動にも利用できます。
新しい会社なのかサイトが見やすくバスが綺麗で車内にはWi-fi、トイレ、コンセントなどもあります。

Dublin Coach(ダブリンコーチ)の乗り方

・チケット購入:車内(カード×)、公式サイト

https://www.dublincoach.ie/index.phpwww.dublincoach.ie

公式サイトで移動ルートを検索すると車内・オンライン、片道・往復などの値段が表示される親切設計。
オンラインチケット購入は少なくとも2〜4時間以上の事前購入が必須なのでギリギリだと買えません。私はこれで何度か損しました。

乗車の際はメールに添付されているチケットのバーコードを見せるだけで印刷は不要です。 始発時点では時間通りですが移動距離が長いためか、特に午後便はなにかと遅れることが多い気がします。私はダブリン〜キルケニー、リムリック〜トラリー間などで利用しましたが1〜2時間ほど到着が遅れていました。
ダブリンのバス停はバスターミナルではなくリフィー川の南側沿い、Burgh Quay Stopです。
学割はありませんがルートによってはバスエーランよりも安く移動することができます。

ゴールウェイからの移動はCitylink

ゴールウェイをベースにダブリン空港やコネマラ国立公園、近隣都市など近距離から長距離まで使える市バスのような長距離バスのような存在。
青と黄色のカラーリングがなんとなくゴールウェイっぽいような気がします。

Citylink(シティリンク)の乗り方

チケット購入:車内、公式サイト

www.citylink.ie

私はゴールウェイ〜レターフラック〜クリフデン間でしか利用していないのであまり詳しいことは言えませんが、公式サイトの表示によると片道だと車内購入の方が高いようです。ただ、往復で購入した場合は車内・公式サイトとも値段に大きな差はないようです。
往復割引あり、学割は利用可能です。
オンライン購入の場合は日時指定で名簿を出しているようなので、乗車の際に名前を言えばそのまま乗車できます。
今回2時間以内ほどの距離だったとはいえ数分単位でほぼ時間通りに出発・到着するという事態に私は感動しました。
ゴールウェイのバスターミナルはバスエーランとは別になっていて、駅から5分ほど歩いた場所に立派なターミナルが設立されています。

鉄道のないドネゴール地方のBus Feda

ダブリンを基点に走るアイルランド鉄道の北の終点はスライゴなので、スライゴ以北のドネゴール地方には鉄道がありません。
もちろん前述のバスエーランは通っていますが、ドネゴールから北のレタケニーやゴールウェイへの移動にはバスフェーダも利用できます。
ちなみにバスのまま船に乗って移動するドネゴール〜スコットランドのグラスゴーというルートも週2〜4で運行しています。

Bus Feda(バスフェーダ)の乗り方

チケット購入:車内(カード不可)、公式サイト
※グラスゴー便は車内での購入のみ

busfeda.ie

学生割引はありませんがバスエーランより安い場合が多いです。
乗車の際はメールに添付されたチケットのQRコードを見せるだけで印刷は不要です。 運行本数は多くありませんが時間に大きな遅れもなく車内も非常に綺麗で快適でした。
ドネゴール市内のバス停はスポーツ用品店の付近でした。

ダブリンから南東部はWexford Bus

南東部のウェックスフォードからダブリン空港やウォーターフォード方面へ走る長距離バス。
ダブリン〜ウィックロー間の移動にも利用できます。
そもそもダブリンやゴールウェイやコークには行くけどウェックスフォードとか行かないんじゃ?なんて思わなくともないけど……南東部も素敵ですので是非足を伸ばしてみるのも良いかと思います。
サイトもバスもなんだか洒落てて綺麗です。
バスエーランに比べると時間通りなのもうれしいポイント。

Wexford Bus(ウェックスフォードバス)の乗り方

チケット購入:車内(カード不可)、公式サイト

www.wexfordbus.com

システムはほぼバスエーランと同じです。
ウェックスフォード市内からの移動はウェックスフォードバスのほかバスエーラン・エウスプレスウェイなど様々なバスがあるので移動には便利ですが何も考えずに往復で買ったらバス会社が違うからバスはあるのに乗れない……なんて事態にならないように注意が必要ですね。そうです私はやりました。

初見にはややハードルが高いLocallink

市街地を離れるとマイクロバスなどの小さめのバスをよく見かけます。
地元住民の生活の足、その名もローカルリンク。
普通の路線バスのような車体のものからマイクロバスのようなタイプがあったり、バス停になんの目印もなかったり……と正直初見で乗りこなすのには少々ハードルが高いことも。
しかし住民が日常的に利用するものなので小さな町間の移動には安くて便利だったりします。

Locallink(ローカルリンク)の乗り方

チケット購入:車内(カード不可)

https://www.locallink.ie

チケットは車内で運転手から現金での購入となります。 学生割引もあり、値段の上限がおおよそ€10以下なので近場の移動には比較的安いこともあります。
基本的にバスはどれもそうですが、乗車の際は手をあげて意思表示をしないと止まってくれないこともあります。 またマイクロバスタイプの場合は降車ボタンもないので乗る際に運転手に降りたい駅を伝える必要があります。
住民の方々は運転手と顔見知りで今日はどこどこで降ろしてほしい〜みたいな感じで乗っていたりと本当に住民の足!という感じがします。

その他にもバスの種類はありますが、以上私の乗ったことのあるバスについての所感でした。
アイルランド移動の際に少しでも参考になれば幸いです。