夜行バスでダブリンからロンドンまで行ってみた
こんばんは。
先週末はロンドンに行こうと思い立ち、急だったのでダブリンから夜行バスを利用することとなりました。
当初はいつも通り飛行機を考えていたのですが、ギリギリな上に週末で値段が跳ね上がっていたため、空港から市内までのバス代等含めても船(バス)の方が安いのでは?ということで往復とも船旅に。
夜行なので高い週末の宿泊費も浮いて万々歳です。
夜行バス(フェリー)とは?
島国間の移動がバスって一体どういうことなんだと疑問符を浮かべていたところ、どうやらバスでそのままフェリーに乗るということでした。
つまり、ダブリン市内(バス乗車)→ダブリン港→(バスのままフェリー)→ホーリーヘッド→ロンドン市内(バス降車)とのこと。
自分でフェリー乗るより楽だしおトクじゃない?ということで今回乗ってみました。
ダブリン→ロンドン
20:00発→07:45着
(バスの予定は上記でしたが実際は08:20着)
学生割引があったので往復で£45.20
片道だと学生£31.30、大人£47.00です。
バスはイギリスの格安長距離移動で有名なNational Expressです。
ダブリンの中央バスターミナルからロンドン市内のビクトリアコーチステーション着。
飛行機や船と違い街中につくので、到着後の移動費を気にしなくていいのがありがたいです。
ダブリンの中央バスターミナル
今までDublin Coachくらいしか移動に使ってこなかったので初の利用です。ゴールウェイなどへ向かう長距離バスBus Eireannなんかはここから出ていたんですね。
多くはありませんがカフェとコンビニレベルのお店があります。周りの通りにスーパーはたくさんあるので申し訳程度といった感じです。
もちろんWi-fiや椅子、トイレもあります。トイレは無料です。
看板やグーグルマップの写真ではコインロッカーが表示されているのですが現在(2019年2月)は撤去されていて利用できません。
券売機はありますがチケットはネットから購入できます。
私は今回ネットから買い、QRコードの添付されたメール画面を映した携帯を握りしめて向かいました。
バス
席は決まっておらず早い者勝ちなので30分ほど前からゲートにはすでに行列ができていました。
ドライバーに携帯画面を見せて乗車。マンチェスターやバーミンガムにも停まるようで本当にあってるのか内心ドキドキでしたがバスにロンドンて書いてあるので間違いないでしょう。
車内はUSB充電の差込口やフットレストもありきれいで、日本でよく乗っていた普通の観光バスのような格安夜行バスに比べるとなかなか良いバスでした。
Wi-Fiはメールに記載されていたアプリを利用しないと使えないようでした。
どのみちバスの中ではほとんど寝ていたので使っていません。
フェリー
ダブリン市内から20分もしないうちにダブリン港へ到着。
バスのままフェリーに乗り込み、ドライバーから到着前に戻ってくるよう言われて船内へ。
船内にはカフェやお土産屋もあります(高い)。ラウンジスペースでコンセントを確保して映画を見たり仮眠をとったりして過ごしていました。
海上は圏外になりますがフェリーにはWi-Fiもあります。
うとうとしているとまもなく到着の放送が流れ、駐車場の階に降りれるようになるのを待ってバスへ戻ります。夜中の1時頃、イギリスのホーリーヘッドに到着。
ちなみにロンドン→ダブリンの際は夜中の2時頃ホーリーヘッド着、6時すぎにダブリン着でさらに眠かったです。
入国審査
バスから下りて各自預けた荷物を全て持って並ぶように言われます。
入国拒否の場合置いていかれるってことだろうか?とヒヤヒヤしながらパスポートを見せるも、ちらっと本人確認をしたのみで特に何も聞かれませんでした。
ここで余裕こいていたせいで帰りは入国の目的や滞在期間まで聞かれて焦ることになったのでここは人によりけりなのかと思います。
前回の旅行時に空港でも特に何も聞かれなかったのでビザに日付書いてあるのにいつまでいるのか聞かれた上に追加でスタンプまでおされて面食らいました。このあたりの基準はイマイチわかりません。
とにもかくにもイミグレーションを無事通過したら再びバスに乗り込みあとは到着まで寝るのみです。
ホーリーヘッド→ロンドンまではバーミンガムなど2〜3回停まり、何度か休憩もありました。
行きのドライバーさんはマクドナルド押しが強く、休憩などの案内のたびにバスの中ではマクドナルドはダメだけど外での休憩中は食べていいよと鉄板ネタのように繰り返していました。
ちなみに車内は喫煙、アルコール、ホットドリンク、温かい食べ物の飲食はダメとのこと。
においとかこぼれた場合の問題を考えてのことでしょうか。
ロンドン→ダブリン
18:00発→06:30着
出発が1時間遅れたものの、フェリーの時間に変わりはないので到着は時間通りでした。
ルートは行きとほぼ同じだったと思います。
ヴィクトリアコーチステーション
ヴィクトリア駅のすぐ近くにある大きなバスターミナルでゲートも利用客も大量、大忙しです。
スタバなどのカフェ、コンビニ、有料のトイレもあります。
イギリス各都市から近隣諸国へのバスがひっきりなしに発着するため非常に混み合っています。
もうどれがどれやらって感じですね。並んでる側もよくわかってはいないようで、実は次のバスだったなんてことも。
荷物について
今回旅行する上で一番便利だなーと思ったのがNational Expressの荷物規定。
荷物は各20kgまでの荷物2個+手荷物1個まででした。
何故か見るページにより規定が荷物それぞれ1個だったり2個だったりするのですが、今回スーツケース1個・機内持ち込みサイズリュック1個・手荷物リュック1個で手荷物以外の2個はトランクに預けて乗ることができました。
預けてっていうより、ドライバーが1人で予約確認などもやってるので勝手に乗せたという感じではありましたが。
それにしても実際の走行距離はそれほど長くないとはいえドライバー1人ってちょっと珍しい。中欧あたりにいった時はだいたい2人いたんだけど。
最後に
今回は荷物預け代、週末のホテル代、空港からの交通費etc……を鑑みて船旅を選んだわけですが飛行機より楽な部分はあるものの、夜行バスだけどずっと寝ていられるわけではないので体力的には少しキツイ部分もなきにしもあらずという感じです。
最後までありがとうございました。
バスはダブリンだけでなくコークなど別の都市間もあるようなので、アイルランド〜イギリス旅行の選択肢のひとつとして参考になれば幸いです。