港町マラハイドで素敵すぎる歴史ある中世の古城を見てきました。
こんばんは。
先週は引っ越しやらで天気が悪いやらでどこにも行けなかったので、今週末は少し遠出してマラハイドへ行ってきました。
駅は今公開中のグリンチ一色ですね。
マラハイドはダブリン郊外にある港町。
12世紀、騎士リチャード・タルボットがヘンリー2世のアイルランド遠征に付き従った際に与えられ拠点とした地だそうです。
お目当ては幽霊の噂もある中世の古城マラハイド城。
城塞の建築は1185年、その後、増改築を繰り返しながら1973年までの800年にわたり領主タルボット家が住んでいたという歴史あるお城です。
市内からはDartで約20分。
不確かですみませんが、学生料金は片道€2〜3くらいだったと思います。
なので大人だと€6くらいかと。
かわいらしい駅を出ると、これまたかわいらしいパステルカラーの家を通り過ぎてまずはマラハイド城へ向かいます。
ものものしい入口。
こちらのビジターセンターでチケットを購入。
チケットは庭(植物園)と城のセットと庭のみのものがあります。
私はもちろんお城を見たいのでセット券を買いました。
学生は€9。大人だと€12.50でした。
ちなみにこちらにはダブリンでもおしゃれで人気なAVOCAのお店があります。
全く知らなかったのですが、1723年設立の由緒ある織物会社だそうです。
クリスマス前なのでこちらはクリスマス感に包まれていました。
マラハイド修道院の横を通り過ぎて、
いよいよお城へ
円柱型の塔が大変素敵です。
お城の中はツアーでの見学のみなので入口付近の展示室でガイドさんを待ちます。
ガイドさんのユーモアを交えた案内を聞きながら素敵な城内を巡っていきます。
カーテンタッセル?ライオンのモチーフはいたるところにあしらわれていました。
こちらの絵はなんとルーベンスだそうです。
螺旋状階段も素敵です。2階は一家の生活空間でした。
こんなシルバニアなファミリーみたいなバスルーム現実に存在するんですね……
旦那様の趣味のための空間でしょうか。
こちらは子ども部屋。ミニチュアとかもたくさんあってかわいいです。
子ども部屋を挟んだ反対側は奥様のお部屋のようです。円柱部分が秘密の空間じみていて素敵。
再び1階へ。こちらは奥様と子どもたちの絵画?のように言っていましたがわかりませんでした。
大広間の向こうにはひっそりと書斎が。
こちらの大広間には代々の一族の肖像画やボイン川の戦いに関する絵も飾られていました。
1690年、名誉革命で王座から追放させられフランスへ亡命したジェームズ2世を支持するフランス・アイルランド連合軍と、ジェームズ2世に代わり即位したオランダ総督のオラニエ公ウィリアム3世率いるイングランド・オランダ連合軍によるボイン川の戦い。
この戦争自体は、その後リムリックでのイングランドの裏切りで終結しイングランド支配の強化につながるウィリアマイト戦争のひとつなのですが、とにかくアイルランド側の損害は大きい戦いでした。
書き始めると大変長いので省略。
この長テーブルでは、ボイン川の戦い当日の朝、一族14人がここで揃って食事をしたものの帰ってきた者は1人もいなかったんだとか。
ボイン川の古戦場はここからさらに北、現在は資料館などもあり当時のことを学べるようになっているそうです。
しかし私のようなリスニング力若輩者には事前の下調べがないとやはり英語ツアーはキツかったですね……。
さて、ツアーを楽しんだ後は庭へ参ります。
お城の裏(西)側。
広い庭園の各地に設置された妖精スポットを回ることもできるようです。
かわいらしいドアや
妖精の家??らしきものも。
またビジターセンターの裏にある植物園では、タルボット卿が誂えたというビクトリアガーデンも見ることができます。セットチケットなのでチケットを入口で機械にかざすだけ。
ウテナ(某アニメ)で出てくるみたいな温室です……
孔雀もいました。何故かはわかりませんが、4羽くらいいました。何故でしょう???
お城を堪能したあとはのんびりとビーチの散歩でもと思ったら天気が突然の下り坂。そして気になっていた鉄道博物館?は現在改装中でやっていませんでした。
とりあえず少しだけビーチへ行ってみることに。
晴れていたらいい景色だったことでしょう。
ビーチは断念しましたが、マラハイドは本当に素敵なところでした。
以上、ダブリンの喧騒を離れてアイルランドの歴史と自然に浸る日曜でした。